ブレッシング(BLESSING)とは?毛穴・ニキビ跡を根本から変える次世代マイクロニードルRFを医師が解説

「ポテンツァやダーマペンを試してみたけれど、クレーターまでは改善しなかった」「毛穴の開きがなかなか治らない」——
そんなお悩みに対して、新しい選択肢として注目されているのがブレッシング(BLESSING)です。
世界初の「傾斜ニードルRF」技術が、なぜ今これほど注目されているのか、形成外科専門医の視点から解説します。

ブレッシング(BLESSING)とは?

ブレッシングは、韓国のCellah社が開発した次世代マイクロニードルRF(高周波)治療機器です。
従来のマイクロニードルRF機器(ポテンツァなど)との決定的な違いは、「針の挿入角度」にあります。

従来の機器は針を皮膚に対して垂直(90度)に刺入します。
一方ブレッシングは、針を斜め(45度)に挿入する「DRS(傾斜刺入システム)」を世界で初めて搭載しています。
この違いが、なぜ重要なのかを詳しく説明します。


傾斜刺入システム(DRS)とは

皮膚の下には、瘢痕線維と呼ばれる繊維状の組織が存在しています。ニキビ跡のクレーター(凹み)は、この瘢痕線維が真皮を引っ張り下げることで形成されます。これを「癒着(ゆちゃく)」と呼びます。

垂直に針を刺入する従来の機器では、この癒着を切り離す「サブシジョン効果」を得ることが難しいという欠点がありました。
しかしブレッシングでは、45度の角度で針を刺入することで、この線維組織を横から切り離すことができます。
クレーター状のニキビ跡に対して「表面を焼く」のではなく「原因となる癒着を物理的に断ち切る」アプローチが可能になったのです。

さらに、傾斜ニードルRFでは熱変性を与える体積が垂直ニードルRFの約8倍と広がっており、皮下組織の複数の層に、効果的に熱を与えることで、垂直ニードルRFの約12倍のコラーゲン形成を促します。

加えて、従来の垂直ニードルRFでは毎回の刺入時に薬液の一部が皮膚表面に漏出してしまいますが、傾斜ニードルRFでは針孔に沿った角度で薬液を注入するため、しっかりと真皮内に薬液を注入し、薬液のロスを最小限に抑えます。



上記のような複数の利点を、マイクロニードルRFの施術の中に自然に組み込んだ点が、ブレッシングの革新性です。

ブレッシングの3つの作用

マイクロニードルによる肌刺激 極細の針で皮膚に微細な穴を開けることで、肌の自然治癒反応(コラーゲン生成)を促進します。これはダーマペンと同様の原理ですが、ブレッシングはこれにRFエネルギーと薬剤導入を加えています。

高周波(RF)エネルギーの照射 針先から高周波エネルギーを放出することで、真皮層を加熱し、コラーゲン・エラスチンの生成を促進します。肌のタイトニング(引き締め)にも効果的です。

美容成分の直接導入 針の内管を通じて、ヒアルロン酸・成長因子などの美容成分を肌の奥深くに直接届けます。通常のスキンケアでは届かない真皮層に美容成分を届けられることが大きな特徴です。

ブレッシングで期待できる効果

・ニキビ跡のクレーター(凹み)の改善
・毛穴の開きの改善
・引き締め
・肌のざらつき
・きめの改善
・小じわ・たるみの引き締め
・赤みの軽減(一部の症状)
・肌全体のハリ・弾力の向上



特にクレーター状のニキビ跡に対して、ポテンツァなどの従来機器と比較して高い改善効果が期待できる点が、ブレッシングが注目される最大の理由です。

ブレッシングとポテンツァ・ダーマペンとの違い

ダーマペンとの違い
ダーマペンは針の物理的な刺激によって肌の再生を促す機器です。
RFエネルギーや薬剤導入の機能はなく、比較的表在性の治療です。
毛穴・ニキビ跡の表面的な改善には効果的ですが、深いクレーターへのアプローチには限界があります。

ポテンツァとの違い
ポテンツァは垂直刺入のマイクロニードルRF機器で、毛穴・ニキビ跡・肌のタイトニングに高い効果を発揮します。ただし、傾斜刺入による「サブシジョン効果」をはじめとするその他の傾斜刺入システム(DRS)の利点はありません。深いクレーターや強い癒着がある場合は、ブレッシングの方が適している場合があります。

施術の流れ

  1. カウンセリング:ニキビ跡の状態・適応の確認
  2. 洗顔後、麻酔クリームを30〜40分塗布(痛みを和らげるため)
  3. 施術:部位・症状に応じてブレッシングで照射(約60〜90分)
  4. 施術後の鎮静・保湿ケア

施術後は、針による点状出血や一時的な赤みが出ることがあります。
ダウンタイムは施術の深さや個人差によって異なりますが、通常1週間程度で落ち着いてくることがほとんどです。
これは正常な治癒反応であり、治療が効いているサインです。


どんな方にブレッシングが向いているか

・ポテンツァやダーマペンを試したが、クレーターの改善が不十分だった方
・長年ニキビ跡のクレーターに悩んでいて、根本的な改善を求めている方
・毛穴の開きや肌のざらつきが気になる方
・施術後の経過を受け入れながら、しっかりとした効果を求める方



「もう諦めていた」肌悩みに、新しい選択肢が生まれています。

よくあるご質問

ブレッシングは1回で効果が出ますか

1回でも変化を感じる方はいますが、クレーターの改善には複数回(目安3〜5回)の施術が必要です。コラーゲン生成には時間がかかるため、施術から1〜3ヶ月後に効果を実感する方が多いです。

ポテンツァとブレッシング、どちらを選べばいいですか?

毛穴・軽度のニキビ跡・肌全体の質感改善が目的であればポテンツァも十分効果的です。
一方、深いクレーター・強い癒着がある場合はブレッシングの方が適している場合が多いです。
カウンセリングで判断します。

施術後、ダウンタイム中はメイクできますか?

施術後24〜48時間はメイクをお控えいただくことをお勧めします。詳しいアフターケアの手順は施術後にご説明します。





監修:米谷 公佑(まいたに こうすけ) KYOTO CLINIC 院長 / 形成外科専門医 ECFMG certificated(米国医師資格取得) 大阪大学形成外科教室出身 / Johns Hopkins University・University of Miami 研究歴