下眼瞼内反症(逆さまつげ)の手術とは?経過と京都で受ける際のポイントを医師が解説


目にまつ毛が入ったようなゴロゴロ感が、何日たっても取れない。
目薬をさしても、夕方には涙目と充血がまた戻ってくる。
そんな不快感が続き、鏡で下まぶたをよく見たら、まつ毛が目のほうへ向いていた、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

KYOTO K CLINICの下眼瞼内反症手術(Jones変法)は、緩んだ下まぶたの組織を補強して内側への巻き込みを修正する手術で、施術時間は約30〜60分です。
大きな腫れは約1週間前後で落ち着き、メイクは1週間前後から、ダウンタイム全体の目安は約2〜3週間です。
この記事では、手術の内容と経過、予定から逆算する考え方、逆さまつ毛矯正術(Hotz法)との違いまでを、当院の施術ページの情報をもとにまとめます。



下眼瞼内反症の手術(Jones変法)とは?

下眼瞼内反症は、下まぶたが内側に巻き込まれ、まつ毛や皮膚が眼球に触れてしまう状態です。
加齢によって下まぶたを支える組織がゆるむことなどが関わるとされ、異物感、充血、涙目といった症状につながります。
Jones変法は、ゆるんだ下まぶたの組織を補強して、まぶたを本来の外向きの形に整える手術です。

次のようなお悩みがある方は、一度ご相談ください。

  • 下まぶたが内側に入り込み、目に違和感がある
  • まつ毛や皮膚が目に当たって痛む
  • 涙目や充血、ゴロゴロ感が慢性的に続いている
  • 加齢とともにまぶたの状態が変わってきた
  • 一時的な対処ではなく、再発しにくい治療を考えたい



当院では、医師が下まぶたの状態やまつ毛の向きを診察し、Jones変法が適しているかを判断します。
まつ毛だけが内側を向いている場合は、後述の逆さまつ毛矯正術(Hotz法)をご提案することもあります。


手術当日の流れと所要時間は?

手術にかかる時間は約30〜60分です。
基本は局所麻酔で行い、必要に応じて笑気麻酔や静脈麻酔を併用します。
局所麻酔のため、手術中の痛みはほとんどなく、麻酔の注射のチクッとした痛みや、まぶたを操作する際の軽い圧迫感を感じる程度とされています。

当日の流れは次のとおりです。

  1. カウンセリング・診察:内反の程度、まつ毛の向き、まぶたのゆるみや左右差を確認
  2. デザイン・マーキング:切開ラインや組織を調整する範囲を印付け
  3. 麻酔:局所麻酔(必要に応じて笑気麻酔や静脈麻酔を併用)
  4. 施術:内反の原因となる組織を調整・固定し、縫合
  5. 止血・保護:出血や腫れを抑える処置
  6. アフターケアの説明:冷却、洗顔・入浴のタイミング、目元への刺激の注意点など



術後は定期的な経過観察で、まぶたの位置、まつ毛の向き、左右差が安定しているかを確認します。



効果はどのくらい続く?

まつ毛や皮膚が眼球に当たらない状態に整えることで、目への刺激を防ぐ効果は長期間続くことが期待できます。
角膜への刺激が減ると、痛み、涙目、ゴロゴロとした異物感の改善を実感しやすくなるとされています。


ただし、加齢やまぶたの状態によって再発することがあり、まつ毛の向きが完全に安定せず、再手術が必要になる場合もあります。



ダウンタイムはどのくらい?術後の経過

ダウンタイム全体の目安は約2〜3週間で、腫れや内出血は通常1〜2週間で落ち着きます。
個人差により、3週間程度続くこともあります。

腫れ・むくみ

術後は下まぶたに腫れやむくみが出ますが、約1週間前後で大きな腫れは落ち着き、徐々に自然な状態へ戻っていきます。

内出血

内出血はまれですが、出た場合は赤紫から黄色へと色が変わりながら、2〜3週間程度で自然に吸収されます。

痛み・つっぱり感・まぶたの違和感

術後数日は、軽い痛み、つっぱり感、異物感が出ることがあります。
まぶたの位置やまつ毛の向きに違和感を覚えることもありますが、腫れが引くにつれて安定していきます。

傷あと

切開した部分には一時的に赤みが出ますが、数週間〜数か月でかなり目立ちにくくなります。}

洗顔・入浴・メイク

洗顔は手術直後からやさしく行えますが、傷や縫合部を直接こすらないようにし、刺激の強い洗顔料やスクラブは数日控えます。
シャワーは当日から可能で、熱いお湯、長時間の入浴、サウナは控えてください。
メイクは、腫れや内出血が軽度であれば術後1週間前後から可能です。
コンタクトレンズの使用は、医師の指示に従ってください。



予定がある場合は、いつまでに受ければいい?

大切な予定がある場合は、その日から逆算して手術日を考えると安心です。
当院の施術ページの目安をもとに整理すると、次のようになります。

  • 人と会う・外出する予定:大きな腫れが落ち着く約2~3週間前後以降
  • メイクをして出かける予定:メイクができる術後1週間前後以降。余裕をみるなら2週間前まで。
  • 写真が残る予定(結婚式、旅行など):腫れや内出血が長引く場合(3週間程度)も考え、3週間以上前。傷あとの赤みが落ち着くまでには数週間〜数か月かかる。



カウンセリングの日に手術まで行えるかどうか、術後の通院の日程は、ご予約の際にご確認ください。



逆さまつ毛矯正術(Hotz法)とは何が違う?

いちばんの違いは、内側を向いているのが「まぶた」なのか「まつ毛」なのかです。
まぶたごと内側に巻き込まれている場合は下眼瞼内反症手術(Jones変法)、まぶたの位置はそのままで、まつ毛だけが内側を向いている場合は逆さまつ毛矯正術(Hotz法)を検討します。


どちらに当たるかは診察で医師が判断するので、ご自身で見分ける必要はありません。



※上表は一般的な傾向の整理であり、感じ方には個人差があります。カウンセリングで医師にご相談ください。



リスク・副作用・料金

◆リスク・副作用

腫れ、軽い痛み、内出血、赤み、つっぱり感、異物感が出ることがあります。
まれに、左右差、まぶたの形の変化、再発が起こり、再手術が必要になる場合があります。
感染、傷の治りの遅れ、瘢痕、色素沈着のリスクもあります。
糖尿病や血液の異常などの持病がある場合、腫れや内出血が長引くことがあります。


◆料金(通常・税込):下眼瞼内反症手術(Jones変法)308,000円



※最新の料金は料金ページをご確認ください。



よくある質問

どちらの手術になるかは、いつわかりますか?

カウンセリング・診察の時点で、医師が判断します。
下まぶたの内側への入り込みの程度、まつ毛の向き、眼球への当たり方、まぶたのゆるみや左右差を確認したうえで、Jones変法と逆さまつ毛矯正術(Hotz法)のどちらが適用となるかをお伝えします。

手術中は痛みますか?

局所麻酔を使うため、手術中の痛みはほとんどないとされています。
麻酔の注射のチクッとした痛みや、まぶたを操作する際の軽い圧迫感を感じることがあります。 不安が強い方は、笑気麻酔や静脈麻酔の併用についても診察時にご相談ください。

腫れや内出血はどのくらい続きますか?

通常は1〜2週間で落ち着き、個人差により3週間程度続くこともあります。
大きな腫れは約1週間前後で引き、内出血が生じた場合は2〜3週間程度で吸収されます。冷やす、目をこすらない、熱いお湯やサウナを控えるといったケアが、腫れや内出血を長引かせないために大切です。

効果はずっと続きますか?

長期間の持続が期待できますが、加齢やまぶたの状態によって再発することがあります。
下眼瞼内反症には加齢による組織のゆるみが関わるとされるため、手術後も年齢とともにまぶたの状態が変わる可能性があります。まつ毛が再び当たるような違和感があれば、早めにご相談ください。

メイクやコンタクトレンズはいつからできますか?

メイクは、腫れや内出血が軽度であれば術後1週間前後から可能です。
切開部や縫合部に触れないよう、アイシャドウやアイラインは軽くのせる程度にし、クレンジングもこすらずに行ってください。
コンタクトレンズの再開時期は、まぶたの状態をみて医師が判断しますので、指示に従ってください。

眼瞼下垂の手術と一緒に受けられますか?

まぶたの形や眼瞼下垂の手術との関係を考えて、手術の順序やタイミングを医師と相談のうえで決めます。
上まぶたの開きにくさも気になる方は、診察の際にあわせてお伝えください。
眼瞼下垂については、以下記事で詳しく解説しています。

▶目が開けづらいのはたるみのせい?眼瞼下垂のセルフチェックと治療法

まとめ

下眼瞼内反症手術(Jones変法)は、緩んだ下まぶたの組織を補強し、内側への巻き込みを整える手術です。
施術時間は約30〜60分、大きな腫れは約1週間前後で落ち着き、ダウンタイム全体の目安は約2〜3週間、長い場合は3週間程度です。
写真が残る予定がある方は、3週間以上前を目安に計画すると安心です。


逆さまつ毛矯正術(Hotz法)とは、施術時間・ダウンタイム・通常料金が同じため、どちらの術式になっても予定や予算の見込みは立てやすいといえます。
上まぶたの変化も気になる方は、以下もあわせてご覧ください。
 ▶まぶたのたるみで二重の幅が変わった?眼瞼下垂という可能性を医師が解説


目のゴロゴロ感や涙目が続いている方は、まずはカウンセリングでまぶたの状態を確認するところから始めてみてください。


医師監修

米谷 公佑(まいたに こうすけ)
KYOTO K CLINIC 院長 /形成外科専門医 
ECFMG certificated(米国医師資格取得) 
大阪大学形成外科教室出身
Johns Hopkins University・University of Miami 研究歴