オールタイト(Alltite)とは?韓国発RF×HIFUハイブリッドたるみ治療の仕組みと効果を医師が解説

「たるみが気になるけれど、ハイフで頬がこけるのが怖い」「痛みが強い治療は避けたい」——
そんなお悩みを持つ方に注目されているのが、オールタイト(Alltite)です。
韓国発の最新技術を搭載したこの機器が、なぜ今これほど注目されているのか。形成外科専門医の立場からわかりやすくご説明します。

オールタイト(Alltite)とは?

オールタイト(Alltite)は、韓国のInnoxus社が開発した次世代たるみ治療機器です。
最大の特徴は、独自の特許技術「DLTD®(Dermis Layer Targeted Dielectric Heating)」を採用している点にあります。

従来のたるみ治療は、大きく分けてHIFU(高密度焦点式超音波)とRF(高周波)の2種類でした。
HIFUは深い層まで届き強力なリフトアップが期待できる一方で、痛みが強く頬がコケやすいという側面があります。
RFは真皮に働きかける引き締め治療ですが、HIFUほどの深達度がないという特性があります。オールタイトはこの2つのアプローチを1台で実現した、ハイブリッド型の治療機器です。

DLTD®技術とは何か:なぜ頬コケが起きにくいのか

オールタイトの核心にある「DLTD®技術」は、「誘電加熱(Dielectric Heating)」という仕組みを使っています。
これは、水分を多く含む組織において選択的に水分子を振動・回転させ、その分子運動で熱を発生させる技術です。

人体において、真皮層とSMAS(表情筋膜)の周囲組織は水分が豊富です。
一方、皮下脂肪層は水分含有率も電気伝導性も、ともに低い組織です。
DLTD®技術では、水分に反応しやすい誘電加熱を利用することで、皮下脂肪層における熱エネルギー分布を最小限に抑え、コラーゲンが存在する真皮層とSMAS層に集中的にエネルギーを届けることができます。

これにより、「顔のボリューム感を保つために必要な脂肪を温存しながら、たるみの改善に必要な真皮層とSMAS層に効率的にアプローチする」ことが可能になっています。
ハイフで問題になりやすい頬のこけが起きにくいとされるのは、この仕組みによるものです。

オールタイトで期待できる効果

  • フェイスラインの引き締め
  • リフトアップ
  • ほうれい線・口角への効果
  • 肌のハリ・弾力感の向上
  • 二重あご・フェイスラインのもたつき改善
  • 首のたるみへのアプローチ(部位による)



オールタイトの効果は施術直後から実感される場合が多く、その後2〜3ヶ月かけてコラーゲンの再生によってさらに効果が定着していきます。効果の持続期間は個人差がありますが、6ヶ月〜1年程度が目安とされています。

他の機器との違いを整理

ハイフ(HIFU)との比較

HIFUは超音波を用いてSMAS層に焦点を当て、強力な収縮効果を生む治療です。
リフトアップ効果は高い反面、点状の熱の入り方をするため、骨に近い部分での痛みが強くなります。
また、脂肪層にもエネルギーが当たるため、繰り返し施術を行うと頬がコケるリスクがあります。
オールタイトは、真皮層からSMAS層にかけて限局的かつ比較的面状に組織を温めて、脂肪組織への影響を最小限にしつつ、効果的にコラーゲン形成とリフトアップを行います。
特にHIFUの施術で頬コケができてしまった方や、脂肪量が少ない方、繰り返し治療を希望する方に適しています。

ザーフ(XERF)との比較

ザーフも痛みの少ない高周波治療ですが、アプローチの深さや適応が異なります。
ザーフはたるみの引き締め・タイトニングが主な適応で、即時性の引き締め感が特徴です。
オールタイトはRF特性とHIFU特性のハイブリッドで、より深い層へのアプローチと即時のリフトアップ効果を両立している点が異なります。

どちらが「正解」ということはなく、現在の肌の状態・お悩みの深さ・希望する効果によって最適な選択肢が変わります。

施術の流れ

  1. カウンセリング:肌の状態を確認し、適応があるかどうかを判断します
  2. クレンジング・肌の準備
  3. ジェルを塗布し、ハンドピースを肌に当てて照射(施術時間は30〜45分程度)
  4. 施術後のアフターケア(保湿・UVケアの説明)


施術後は当日からメイクが可能です。
ダウンタイムはほとんどなく、施術後すぐに通常の生活に戻っていただけます。
ただし、施術後しばらくは紫外線対策と保湿を十分に行うことが大切です。

こんな方にオールタイトをおすすめします

  • ハイフを試したが頬がコケてしまった方、または頬コケが不安な方
  • 痛みが苦手で、できる限り不快感を抑えて治療を受けたい方
  • ダウンタイムがなく、翌日から仕事に支障なく通いたい方
  • 30代から予防的にたるみケアを始めたい方
  • フェイスラインのもたつきやほうれい線が特に気になる方


歳を重ねることで少しずつ変化していくフェイスラインを、無理なく整えていきたい方に特に向いている治療です。

何回受ければいいのか

目安としては、4~6週間の間隔で3回程度の施術を1クールとし、その後は3〜6ヶ月に1度のメンテナンス施術を行うことが効果の維持につながります。
ただし個人差が大きく、1回で十分な効果を感じる方もいれば、複数回の施術でじっくりと変化を感じていく方もいます。
カウンセリングで現在の肌状態を確認した上で、最適な治療計画をご提案します。

よくあるご質問

オールタイトは何歳から受けられますか

特に年齢制限はありませんが、たるみが気になり始める30代以降の方に特にお勧めしています。

妊娠中・授乳中は受けられますか?

妊娠中・授乳中の方は施術をお断りしています。安全性が確認されていないため、この期間は施術を控えていただくようお願いしています。

施術後の注意点は何ですか?

施術直後から日焼け止めを使用し、十分な保湿を心がけてください。施術当日のサウナ・激しい運動は避けることをおすすめします。

ハイフとオールタイトを同じ日に受けられますか?

同日の施術については、カウンセリング時に肌の状態を確認した上でご提案します。一般的には、施術の組み合わせは肌への負担を考慮して決定します。

監修:米谷 公佑(まいたに こうすけ) KYOTO CLINIC 院長 / 形成外科専門医 ECFMG certificated(米国医師資格取得) 大阪大学形成外科教室出身 / Johns Hopkins University・University of Miami 研究歴